狭間八百万夜怪異帳

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狭間八百万夜怪異帳

 不思議なメモ帳。現在は緋昏歩の所有物。
 人妖神仏あらゆる怪異を記し封じる魔導書。

このメモ帳の技能値は所有者の最大技能値と等しい。

所有者は以下の能力を得る。

  • 狭間八百万夜怪異帳に記された『怪異』を擬似的に発生させる事ができる。

記録されている怪異

登場したもののみ紹介

ブービーストーカー
:ターゲットを探し出し、どこまでも追いかける。長期間の憑依を必要とするが確実に相手を滅ぼす呪詛。
正体:影だけの悪霊。
恋人を他者に奪われた事による強い怨みによって怪異となる。
イギリスの妖怪。いわゆるポルターガイストの一種で、気に入った人間にまとわりつき殺気を感じさせたり物音はするが姿は見えず影だけを落とす存在。高い探査能力を持ち、どこへ逃げても追って来る。
ただまとわりつき、なにをするわけでもない。しかしその怨念はこの世に二つと無い強力な呪詛となっており、次第に取り憑いたものを狂わせて最終的には破滅に追いやる。
知る者は極限られるがこの呪詛は不死や不滅の存在にも有効であり、膨大な年月を要するものの神仏すら破滅に追い込むことも可能である。
スカーフェイス
:怪力。ほぼ完全な物理耐性。全身の包帯を自在に操る。
正体:コートと帽子を着込み、焼けただれた全身の皮膚を包帯で隠す大男。両眼が、カメレオンの様に左右独立して動く。名前は『ボリス』
入院中病院の火災事故により焼死しかけたが、なんとか救助される。しかし醜悪になった己の容姿に絶望し社会に憎悪を向け怪異となった。
米国の殺人妖怪。全身を包帯で隠し、トレンチコートと帽子をかぶった大男。全身に火傷の後があり、顔も唇や目蓋がはげ落ち歯や歯茎が剥き出しになっている。巻かれている包帯を自在に操る。元々は非常に凶暴な性格であり、若い女性を好んで襲い食い殺していた。
鬼隠し
:手で掴んだ者の抵抗力を奪う。日本限定の瞬間移動能力。
正体:日本妖怪。空飛ぶ小鬼。鬼隠し(神隠し)の正体の一つであり、親玉である大鬼の食料として子供などを誘いさらっていた眷属。
鬼隠し自体はさして強い力を持っていないが、その手に掴まれるとどのような怪力の持ち主でも抵抗できなくなり、されるがままに引かれ連れ去られてしまう。
その移動方は鬼隠しだけが開ける異次元を介したもので、日本と認識できる場所ならばどこへでもほぼ瞬間移動のように飛び回る。
一度掴まれたら最後一瞬の内に異次元に引きずり込まれるだろう。
お化け提灯
日本妖怪。提灯の九十九神。
烏天狗
一風変わった修験道装束を身に纏った西洋風の美女。名前はリンダ。所謂烏天狗と呼ばれるものだが、その正体はスコットランドの古い魔女であり、日本の山奥に住み着いて仙人と化した。歩の縮地の師匠でもある。