唯鋼一族

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唯鋼一族

 現人神と祭り上げられた一人の鍛冶師を始祖とし、十世紀以上前(少なくとも飛鳥時代頃?)から吹利の山を拠点とし活動してきた鍛冶師の一族。
 明確に役職と呼べるものは当主と支柱と呼ばれる4人のみで、それ以外は分担といった形をとる。儒教的な思想を根本としており、役職を決めるために実力主義的な面もあるが、上に立つ者は見下すことは許されず寧ろ下の者の為に動くことを求められる。
 社会的な位置付けとしては鍛冶師の一族。公的機関の退魔装備(特に武器系)は唯鋼一族の納品物も多く、またその整備も昔からやっている。また、一部の者は遊撃の退魔師として吹利を守ることもあった。しかし、納品している武器関係とその整備の方が重要とされている。
 また、一族特有の価値観として武器を造る者は武器を扱えねばよい武器は作れない、という思想があるため武術・戦闘技術も非常に発達している。そして元は武器に術式を仕込むために編み出された陣術という固有の術系統も持つ。他にも薬草学医術もあるがこちらは習得者が非常に少ない。

規模
吹利に5/60人程度(女子供一族の家業以外の仕事をしている者含む) 全国だと多少増える。
知名度
武器関連方向では結構有名所。また退魔方面でも吹利では少し。

メモ

鍛冶神の加護

始祖より受け継ぐ神としての性質の一部。効果は使用者の加護と実力に依存する。
内容は一つ目に鍛冶関係能力、二つ目に基礎能力の向上、三つ目に五行属性に対する耐性と適応性、四つ目に概念に関わる力である。
一つ目は下で詳しく書く。
二つ目はより良い物を作るために必要な基礎的な力である(多少過剰にある者も居るが)。特に筋力・体力・魔力は基本的に高い。
三つ目は鍛冶という五行全てに関わる一族であるために身についた能力。具体的には材料である金、それを鍛えるために必要な火と水、火を生むために必要な木、鍛冶場を形成する土である。つまり、これらすべてに適応し、司った初代様から受け継がれている能力。
四つ目は道具や武器が持つ性質、ここではそれを概念と呼ぶが、それを強く発揮させるor強化するor抽出する力である。強化する場合は何度も鍛えなおしたり作り直すことで強化していく(抽出した概念を入れ込むことでも可能だが)。例えば刀の切断概念を強化すると、実体を持たない、または事象や術などを切断できるようになり、逆に切断概念を抽出すれば全くの鈍らとなる。抽出と発揮の使用には特に制限はない。

鍛冶関係能力

 加護による恩恵の一つで、唯鋼一族が鍛冶師一族として力を維持している根源。
 道具の制作・整備にかかる時間を大幅に短縮でき、それでいて強度・性能・耐食性・使い手への馴染み易さ等は一般的な品を大きく上回る。特に強度と耐久性、切れ味は一般品とは比べ物にならない。更に使い込まれた武器であれば、そこに宿る意思を感じることも可能。また刃物等も素手で扱おうとも負傷せず、赤熱した金属も素手で扱うことが出来る。他にも使用者の要望に合わせて陣術や概念関係能力で強化出来る点も強み。
 また、一般的な武器に対する上位性を持ち、ある程度は武器による被害を軽減可能。この効果は武器伝いに所有者にも多少は効果を及ぼすことが出来る。と同時に、自分の持つ刃で傷つけられないようになる
 唯鋼製の道具は多少は使用者の意志を汲む。例えばよく切れる唯鋼製ナイフで石の上のツタを切る場合、石まで切ることのないように出来る。ただ、ある程度の意志が無いと時々汲み取り損ねることも。

唯鋼一族についてのメモ
  • 吹利の本家がある場所は私有地となっている綺麗な水がある山。構造はちょっとした村のようになっており、家は概ね木造建築。鍛冶師の一族というだけあって鍛冶場がかなりの敷地を占める。
  • また、この山は特殊な方法により現実と乖離しており、山への道以外からの侵入は困難であり、且つ内部も唯鋼の血筋に有利となっている(異界レベルは2〜3の間辺り。更に唯鋼系列の者への+補正)。
  • 同時に本拠地である山は暴走しがちな地脈の点でもあったが、現在唯鋼一族が管理し、非常に安定している。
  • 鍛冶技術を中心に格闘・武術、陣術から自分に適した技術を基本的に習得する。が、中には鉛鈕のように機巧技術を習得したり、薬草医学を習得したりする者も居り、実際は自由。一部は仙術を習得していることも。また、鍛冶を生業とせず一般の中で働く者もほんの少しばかり存在する(鍛冶をしてないからと言って貶められることは特に無い)。
  • 血を薄れさせないよう親近婚が多く、その影響か異能者も意外と出やすい。が、遺伝の関係で寿命は鍛冶神の加護に依存する割合が大きい(一応神としての性質の一部なので本来は長寿なため)。尤も、それでも平均程度の寿命はあるのだが。
  • 時々血の非常に濃い子供が生まれる事がある。その子はある一定以上年を取らなくなるなどもある。また、加護の具合は髪と瞳の色にある程度現れる。唯鋼一族の髪の色が基本凄いのはこの為。
  • 古い家で且つ武器を扱う家ならば、多少は関係があることも少なくはない。また、蒼雅家とは友好関係であり、唯鋼鉛鈕はその縁で御霞神社の守護に協力している。
唯鋼神鉄

 唯鋼一族の始祖となった人物。未だに存命しているが、唯鋼家総本山の地脈の安定の仕事と力の大きさ等の関係で本人が外に出る事はまず無い。
 その実力は暇つぶしに鍛えた武器が支柱の本気で鍛えた武器を上回り、支柱と当主が束になってかかっても敵わないと言われるとか言われないとか。刀を振るうと空間は裂け、時間がねじ曲がるとか、拳だけで山を吹き飛ばすと言われるとか言われないとか。ただ、唯鋼一族の山に攻め入った物は悉く滅せられているというのは事実である。また、年齢は二千を超えるとも言われる。
 年齢の割に知識・技術の習得には貪欲であり、習得技術は異常な範囲を誇る。鍛冶技術と唯鋼家固有技術は勿論、仙術や他の神の力を借りる技も非常に得意とする。若い頃は大陸で修行していたとは本人の談で普通に仙人格。そしてそもそも、基礎能力で現在の唯鋼家を非常に大きく上回っている。動くと天災に匹敵する被害とまで。
 唯鋼家面子からは通称、ご隠居様、爺様。外部の者は殆ど存在を知らない。別に隠してる訳では無いのだが。
 ちなみに、普段は非常にスペックを下げた人形をに分け身を宿らせて行動しており、本体は自分で封印した場所に存在する。日本の神様は幾らでも増やせて便利。

  • 種族:現人神、仙人
  • クラス:神(鍛冶伸・山霊)、仙人、御隠居
  • 実力:軽く九州程度の広さの世界を創造・消去出来る程度の能力
  • 戦力:下手に力を振るうと天災クラスの災害が起きる程度の能力
  • 所持品:自分で大抵の物は作成できる(宝貝から自動人形から武器から魔法具、宝具、仙丹、薬品 etc...)

構成人員

メモログ

神鉄爺様と輪音の会話。唯鋼のスタンス

その他リンク