七人の奇妙な依頼人

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七人の奇妙な依頼人 Shichinin no Kimyo na Irainin

探偵一筋で生きて還暦を迎えた著者による、興味深い経験談。タイトルにも依頼人とあるように、依頼人とのやりとりが中心。人情系。

福田政史

「三十年以上前に俺が銀座で与太っていた頃、少しの間一緒に暮らした女を捜してくれ…」ヤクザの親分から依頼された事件の顛末を描いた「ペンキ」を始め、「漁火」「山中湖にて」「薔薇」など、探偵生活四十年の著者が、心に残る依頼人と忘れられない調査を厳選して描いた、七話のノンフィクション・ノベル。

用語や登場人物

用語や人名
解説

メモ

  • 浮気調査はやはり多いのかな
  • やはりこの手のは人間の感情のもつれをそれぞれの面から見て行くのが面白い。

目次

第一話 漁火
漁村にて、出稼ぎで労災を主張し大金をせしめて帰郷した人の裏づけ調査。
第二話 ペンキ
ヤクザの老会長の若き日の愛人の行方を探る。
第三話 タンゲーラ
美人の社長婦人からの、お遊び的に浮気調査の依頼だったが……。
第四話 ヘッドハンティング
建設機材に関る企業舎弟の東京進出を手助けしてしまい恐喝未遂で有罪となる話。
第五話 山中湖にて
息子の担任教師に愛を告白されて離婚してしまった人の依頼を受ける話。
第六話 薔薇
利子を払わないので銀行に競売されてしまいあわてた人が、立ち退かないでヤクザに逆買取を頼んで来たので、ちゃんと録音や調査報告をまとめて、恐喝で裁判所経由の強制執行ーとしたという話。
第七話 盗聴
商社重役に夫人の浮気調査を依頼される話。

書誌情報

双葉文庫

話題まとめ

チャットログ

http://kataribe.com/IRC/kataribe/2006/12/20061219.html#180000前後
競売物件についての話から、本の紹介。競売物件の体験談など。
http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2006/12/20061219.html#180000
調査が進んだり、調査結果を受け取ったりして、対応や行動が変化して行くあたりが、人間が見えてきていい。

書評

資料リンク

リンク