柏木一族
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柏木一族
概要
- 吹利山周辺のタヌキが長じて妖怪に変じた者たちの集まりである。
- 変化の術、特に人間に化ける術に長け、一族の大半は人里で暮らしている。
- 吹利山の大天狗こと吹利五石坊によって産み出されたが、現在も一族のすべての者が五石坊に忠誠を誓っているという訳ではない。
- 妖怪としては多産な部類に入り、子を成すことが出来る。両親共に妖怪の場合、生まれて来る子は必ず妖怪として生まれて来るが、通常の場合、普通の動物と同様に寿命を持ち、生まれてから150年くらいで老いて死を迎える。
- 確立は低いが、人間との間に子を成すことも出来る。基本的に生まれて来る子は母親と同じ種族となる。
- ほとんど例の無いケースだが、母親が人間、もしくは両方の親が共に人間であっても、過去に柏木一族の血を引いている場合には、先祖返り的に化け狸が生まれて来る可能性がある。
出自
- 吹利五石坊から妖力を与えられ、眷族となった狸の末裔。
- 厳密には妖怪というより、式神や護法、使い魔に近い存在だが、明確な自我と自由意志を持った独立した存在として生み出されている。
- 元々は人間だった五石坊によって生み出されたこともあってか、良くも悪くも人間臭い者が多い。
外見
- 妖怪としての姿は、鳥山石燕の絵のような人間と狸の中間のような姿である。
- 殆どの者は普段は人間の姿を取っている。
リスト
- 柏木十郎太
- 紅雀院大学史学科の客員教授。インディ・ジョーンズよろしく世界各地の遺跡や未開地を飛び回っているが、時々ヘンなお土産を携えて吹利に戻ってくる。
- 柏木小夜子
- 戸籍上は十郎太の姪。しっかりもの。
- 柏木彦三郎
- 小夜子の夫(入り婿)。二ツ岩団三郎の遠縁にあたる。吹利県の地方新聞社である吹利新聞社に勤務している。
- 柏木涼
- 戸籍上は十郎太の従姉の孫で甚助の姉。2010年6月より児童保護施設ひまわりの家の常勤職員となる。黒髪ベリーショートのボーイッシュなお姉さん。
- 柏木甚助
- 十郎太の従姉の孫にあたる。吹利五石坊の後を継いだ丹久丸たけしの後見人となる。
- 柏木杏子
- JAふうり(吹利農業協同組合)に勤務。普段は霞営農支援センターに勤めると同時に、表向きには存在しない部署である土地保全課(通称『地鎮課』)に所属している。甚助の従姉で実年齢は32歳だが、10代半ばくらいにしか見えない。
- 柏木恭太
- 竹細工の職人。吹利山の麓に工房を構え、細工物を作る傍らで妖具の材料の調達と簡単な加工を請け負う。腕利きの職人だが、偏屈でへそ曲がり。ジュリエッタの父。
- 柏木寿痢越太
- 吹利市立園辺中学校1年生。
メモ
関連する用語
- 半妖怪
- 妖怪のなかでも弱い妖力しか持たず、元になった動植物や器物の性質を色濃く残す者達。「なりかけ」または「なりそこない」とも呼ばれる。柏木一族の場合、たいした力を持たない上、普通の動物のように老いて死ぬことから、ごく一部の妖怪からは「なりそこない」と蔑まれている。
- 大虐殺
- 解説