銀色の薔薇協会

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銀色の薔薇協会 Silver Rose Association

 イギリスに本部を置く、血に囚われない吸血鬼の相互扶助組織。SRAは「Silver Rose Association(銀色の薔薇協会)」の略称。

 組織名は、彼らの長たる女吸血鬼の尊称『Queen of Silver Rose』から名づけられたもので、古くから組織に属している吸血鬼たちは彼女を本当の女王陛下のように敬っている。

 主な活動は吸血鬼の生活に対するバックアップと、人間に敵対する迷惑な吸血鬼の説得、及び不可だった場合の退治など。また、年若く経済的に余裕の無い吸血鬼たちのために、退魔業の仲介なども行っている。

SRAの参入基準

 SRAは吸血鬼の相互扶助組織であるに関わらず、その構成員は必ずしも吸血鬼であるとは限らない。
 元々、血の縁による結びつきが強い吸血鬼の中で、なんらかの理由で放逐されたり、逃げ出してきたりした寄る辺のないはぐれ者たちが、互いに寄り集まって出来た組織であったため、参入基準が甘いのだ。
 吸血鬼の眷属、縁者、吸血鬼っぽいものから、たんなる吸血鬼の知り合いという人まで参加しており、明確な参入基準は無いに等しい。

 今はまだ、大多数が吸血鬼であるが、吸血鬼の定義があいまいになりつつある近年、特にその傾向が強まりつつあり、「このままではいずれ、吸血鬼のために便宜を図る組織、という第一の設立目的が曖昧になり、身動きが取れなくなるのではないか」と現状を危険視する声もある。

銀の薔薇の女王

 SRAの長。単に『女王』と呼ぶ場合、彼女のことを指す。
 スコットランド高地地方にある有力吸血鬼氏族の姫で、触れたもののエナジーを根こそぎ抜き取ることで、透明な結晶に変化させる異能の吸血鬼。
 能力の異質さに氏族を放逐され、放浪する中で自分と似た境遇の吸血鬼たちと知り合い、血に囚われない絆を持った家族を作ろうと、SRAを立ち上げる。
 近年は、最大敵対勢力であったローテンフェルト侯爵領が事実上崩壊し、敵対していた吸血鬼との対立関係が落ち着いてきたこともあり、ロンドンにあるSRA本部にて穏やかにすごしているが、組織が徐々に肥大化しつつある中で、開設当初にあった『血に囚われない家族の絆』が薄れつつあるのではないかと、多少の危惧を抱いている。

構成員

金眼 Golden Eyes
 本名、六兎結夜
 実力的にも立場的にもSRAに於いては底辺に属する下っ端構成員。
 普段は適当に退魔の仕事を受けて日銭を稼ぐ。
山犬 Wild Dog
 本名、小笠原大樹。実力、立場はやはり底辺。退魔の仕事を請け負う頻度も低い。
鉄爪 Iron Clow
 本名、錘楼花。僵尸。

関連ログ

よすがの時間
派遣社員紋白こと九折因が金眼と出会い、誑かされ利用され復讐に至るまでの物語。現在はSRAを離れ京の血族御薗の君の元で刑に服している。
2005年8月4日0時 #KA-03
gallowsによるSRA所属の新キャラ提案。それに伴うSRAに関する考察。

資料リンク

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