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宗教 religion

用語

自然宗教
開祖、始祖の類が明確に伝わっていない宗教。「自然崇拝」との混同に注意。多くの民族宗教は、自然宗教になる。
キリスト教は、ナザレのイエスを始祖とみなすなら「創唱宗教」である。しかし、ユダヤ教は自然宗教。(モーゼはユダヤ教の開祖、始祖とはみなされていない)
創唱宗教
開祖、始祖の類が明確に伝わっている宗教。仏教は、普通、ゴータマ・シッタルタを開祖とする「創唱宗教」と目される。
民族宗教
特定の民族のみに信仰される宗教。
世界宗教
多数の民族に信仰される宗教。イスラム教は世界宗教だが、ユダヤ教は普通は、民族宗教とされる(ユダヤ人を民族集団とみなすかには議論もある)。
では、「ヒンドゥー教は、民族宗教か? 世界宗教か?」と問うと、すっきりした答えは得られない。「民族宗教から派生し、インド史で多数の民族に信奉されるようになった」とは言える。「世界宗教だ」と言う人もいれば「そうではない」と言う人もいる。
祖霊崇拝

メモ

宗教の定義
宗教は、社会的にも歴史的にも大変複雑な事象であることが多く、万人を満足させる定義は無い、と思われる。よく用いられる、幾つかの定義はあるが「いずれも帯に短し襷に長し」の感がある。
  • 教義に基づいた儀式を反復することで、教団員が共有する信念を維持、強化していく集団。
  • 神話的な世界観を前提にした説明で世界と人間社会の成り立ちと秩序を説明する体系。科学は、HOWの問いに答える型の説明体系だが、宗教は、WHYの問いに答える型の説明体系。
  • 理性で説明や論証しきれない事項についての信念の体系。(例えば、死後の世界はあるかないか、あるとしたらどんな世界か、など)

書籍紹介

(適当なものがあればドシドシ追加してね)

もう一度学びたい世界の宗教

世界で多くの人が信仰している宗教を取り上げ、歴史、教義、聖典、儀礼などをイラストや図表を多用して、わかりやすく解説。「宗教を知るための書籍・映画」等の雑学知識も収録し、生活の中に生きている宗教の今がよくわかる。

世界宗教用語大事典

  • 中があることになってるようにみえるけど、ISBNの番号からすると間はないような。

話題まとめ

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