ぷよぷよ
ぷよぷよ
魔導師を目指す、アルル・ナジャ。とその相棒のウサギのような容貌で、額に赤い宝石(ルベルクラク)を持つカーバンクル。
そしてその魔導力を狙う闇の魔導師シェゾ・ウィグィィという男が主な登場キャラクターである。
ただし、この登場キャラクターは一部出てこなかったり設定が変わっているものテンプレート:fn('そもそもアルルなどぷよぷよフィーバー以前のキャラクターのほとんどはRPG「魔導物語」の登場人物である。')がある。
例えば“ぷよぷよフィーバー”では主人公キャラクターが、アルルと同じく魔導師を目指すアミティとなっており、アルルは「迷いこんできた」として扱われている、など。
ちなみにフィーバーではシェゾは登場しない。
どの世界観でも、主人公が魔導師であることは変わらない。
フィーバーの場合は主人公たちは魔導学校に通っている、など。
これにはアミティを含め、同級生がキャラクターとして多数登場する。
ルール
主なルールとしては、落ちてくる“ぷよ”と呼ばれる物体(赤、青、黄、緑、紫)4つ並べて消す(同色のみ)というシンプルなもの。
二人で対戦し、消すと自分には得点が入り、それに比例した形(おおむね、120点で一つ)で相手のゾーンに“おじゃまぷよ”と呼ばれる、4つ並べても消せないぷよが落ちてくる。
そして、規定のラインまでぷよが溜まると、ゲームオーバー(ばたんきゅー)になる。
また、連鎖という技術がある。
これは対戦と速解きにおいて重要であり、消した後でぷよがまた落ちてきてもう一度消えれば2連鎖となり、得点が追加されていく(と同時に相手にもおじゃまぷよが落ちる)。
この連鎖の方法は、“階段積み”や“のほほ積み”がある。
- 階段積み
- 三つ並べてすぐに消せる状態のぷよの列をいくつか並べておいて、ひとつとなりに消えるぷよを消していくというもの。
簡単に図にすると以下のようになる。“*”の部分に青色のぷよをおけば4連鎖となる。
赤黄緑
*青赤黄緑
*青赤黄緑
*青赤黄緑
- のほほ積み
- 初代ぷよぷよとフィーバーを除く登場キャラクターの一人、カレーアレルギーのカエル、のほほの名前に由来する。
右端(または、左端)にひたすらぷよを溜め、一時に消そうとするやり方。
初心者でも楽にできるため、この手法を使う人は多い。
また、連鎖しはじめたときには爆発的な火力を持つため、一か八かの勝負で使う人もいる。 - スケルトン積み
- スケルトンTのプレイスタイル、ぷよを一切回転させずに下側から埋めて作る連鎖。
もちろんマゾしかやらない。
とことんぷよぷよ
“とこぷよ”と略される場合もある。
その名のとおり、ゲームオーバーになるまで邪魔されずにやり続けることができるモード。
難易度が“甘口”“中辛”“辛口”(ソフトによっては“激甘”“激辛”もある)となっている。
この意味は、点数と引き換えにぷよが落ちてくるスピードが速くなっていくというもの。
ちなみに、難易度を選ぶときカレーが出てくるが、これはカーバンクルがカレー好きであるため。
登場人物
- アルル・ナジャ
- 立派な魔導師になるべく名門魔導学校を目指し旅する少女。潜在的に強大な魔導力を秘めており、シェゾ・ウィグィィやサタンなどに狙われている。何の罪もないぷよを大量虐殺して回る極悪魔導師としても知られている。
魔導力の源であるという名目で酒類を幼稚園入学前から飲み続けている大酒豪。薬膳料理の粋であるカレーが好物。
スリーサイズは86/60/85と立派に大人なサイズだったが、何故かシリーズを経ていくごとにちんちくりんになっていく悲運の少女。
必殺技は“ジュゲム”。また、自らを“ボク”と呼んでいる。
- カーバンクル
- 黄色い。そしてカレーが好き。サタンとの婚約の証。
「ぐー」「ぐっぐぐー」などと鳴く。
ストーリーモードなどでは画面の真ん中で踊っていることの多いカー君(カーバンクルのこと)だが、ひとたび、ぷよの代わりに出現すると接触するぷよをすべて同じ色に変える能力を持つ。(初代のみ)
- シェゾ・ウィグィィ
- 闇の剣を携える闇の魔導師。おそらく魔導師ラルバの後裔にあたる。
「お前が欲しい」の名台詞で有名。口下手ゆえに突然変態扱いされ、そのまま変態街道をまっしぐらのこれまた悲運の男。ある設定では180歳。アルルの秘めた魔導力を狙って日夜戦い続ける。
コンパイル後期にはウィッチとの関係が取り沙汰された。
必殺技は“アレイアード”という古代魔導。
- ルルー
- サタンに憧れる色々な意味で可哀想な人。サタンとの婚約の証であるカーバンクル見てアルルに襲い掛かる。
当初は召喚魔法の使い手であったが、いつのまにか魔導力が欠片も無い肉弾戦の鬼と化していた悲運の少女。
アルル、シェゾと並ぶぷよぷよシリーズ主要キャラの一人であるが、一人だけ姓が無い。特にぷよぷよSUNにおいては主役の地位をドラコに追われるという憂き目を見る。
- サタン
- 10万25年を生きる闇の王。であるはずだが、ぷよぷよSUNではもてたいがために太陽を大きくしたという庶民的(?)な一面もある。
ただし、その力は強大である。フィーバーを除くほとんどのシリーズにおいてラスボスとなっている。
AAAからのメッセージ
ぷよぷよ(初代)とフィーバーを除くすべてのシリーズにはオープニングの前に“AAAからのメッセージ”というものが入る。 AAAとは、"Act Aganist AIDS"の略で、エイズ予防団と付記してある。 「エイズを知ろう」「エイズを防ごう」「エイズと付き合おう」という3つの言葉がロゴの横(または下)に書かれてくる。
シリーズ
1991年にファミコン版とMSX2版が同時発売。以降アーケード版を初め多数の機種に移植。
続編はぷよぷよ通・ぷよぷよSUN・ぷよぷよーん・ぷよぷよフィーバー。
ゲームボーイアドバンス用のソフト、“みんなでぷよぷよ”もある。
商品案内
- PSP版
- DS版