Vivid Double
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『Vivid Double』について
波佐間壬郭の異能。発動すると影に彩度の低い色がつく。
この影は自在に伸ばすことが可能であるが、目標地点と直線でしか結ばれない。つまり曲げるように変形することは出来ない。この影は視覚を持ち、壬郭とこれを共有する。引き延ばせるのは最大で30m。
この影は影であるが故に2ルクス未満の照度の空間に入り込むことは出来ない。また実体が該当する空間にいる時は異能自体発現出来ない。
この影は実質壬郭の二重体である。異能発現状態で壬郭がどんな傷害を負っても二重体が無事ならば影響はない。どちらが本体であるかは壬郭が悪影響を負ってはじめて決定される。影を消されればその瞬間に実体がメインであったことになり、実体が怪我を負えば影が本体であったことになる。基点となる時以外はどちらも不確定の存在である。
最後に、この異能には条件の揃った対象を消去する用途も隠されている。条件は一つ。壬郭の「影」と対象の影を重ねることだけだ。あとは殺意を持って飲み込むイメージをすれば発動する。ただし壬郭は消去した相手の記憶に深層心理を影響される。